PS2版 らき☆すた の感想みたいなもの

 しばらく忙しくてゲームする気になれず、先週末まで放置だった「らき☆すた」のアレを日曜の夕方くらいからプレイし始めました。

らき☆すた ~陵桜学園 桜藤祭~ DXパック(限定版:豪華5大特典同梱)

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 でまぁ、正直な所「多少笑えればいいや」程度でほとんど期待してなかったのですが、実際は睡眠時間を削ってプレイしております。


<以下感想ですが、ネタバレを含みますので、ご注意願います>









 シナリオの展開そのものはというか、例えばあらすじを書くと多分どうと言う事の無い感じの展開なのですが、会話の8割がネタなのと、分岐するメイン・シナリオが7本(まだ途中なので「おそらく」)と割と多く、その7本の中でもメインヒロイン毎が複数用意されていて多少のやり取りの変化があり、さらには選択肢毎でも展開に変化は無いですが扱われるネタが変化する場合もあるので、話がループする割りには飽きずに楽しめます。
 また、主人公が転校初日から学園祭終了までの期間を繰り返し過ごす事になるのですが、次にこなさなくてはならないメインシナリオが何なのかヒントが冒頭に出て、そのシナリオへの分岐を探すというのも好印象ですかね。ちと解りづらいヤツもありましたが。劣化版と言うと印象が悪いかもしれませんが【かなりライトなYU-NO】という印象です。(分岐が多いのと、自分で狙って分岐を選択したり、ループしたり、そのループの先があったりといった要素程度ですが。だからライトな、と言っているのではありますが)

 扱われるネタは幅は広いうえに、ライトなのからディープな(というか古い)ものまで盛りだくさんであり、アニメのヤマカン監督回以上のやり過ぎ感となっております。しかもネタを言わせるキャラクタの選択に分別が無く、あのみWikiさんがジョジョネタをーとかもあったような。悪く言えばキャラ設定崩壊ですんで、そのあたりが気になる人は避けたほうが無難かも。まぁ、今更という気がしますが。
 とまぁ、そんなデタラメなシナリオになりますんで、実際にどういう理由だったかについて想像・詮索しないものとすれば、アニメ版の声優陣だったことは結果的には良かったんじゃないかなぁと思います。それでもドラマCD版の布陣Verをお願いしたいことには変わりないのですが。

 絵の方が原作準拠(立ち絵は本人原画のようですし)なのと、ベタな展開なりにキャラクタらしさを出しているというか強調しすぎなくらいといのもあって、プレイ中はニヤニヤしっぱなしです。みさおが急激にデレたあたりなんか、メインを張らないキャラクタだけにガード不能ってなくらいの高威力ですよ。かがみんがツンデレとか言われつつも実は結構デレっぱなしというのもあるかもしれませんが。
 また天原センセのような、アニメ未登場なのはもちろん原作でも出番が少ない事が残念でならないキャラクタにも、割と多めに台詞が用意されているのも嬉しい点です。天原センセなんかが良い例なんだと思いますが、原作のネタが基本的に「オタにありがちな行動」を扱っている為に、ステキなのに登場させ辛いタイプのキャラクタも、ゲーム中では学園祭で劇やったりという話の為に登場させ易くなっているんだと思います。

 勢いだけで書いてきましたが、8時間ほどプレイしての感想としては、こんなところでしょうか。メディ●ークス系のキャラものゲームがことごとく期待はずれだった為、DS版同様そこそこくらいかな〜と思っていたこともあって、評価が甘くなっているような気がしますが、ハルヒPS2ゲーム同様作り手がかなり真剣に作っているのがわかります。一話毎の長さは30分くらいで割りと短時間で楽しめるのですが、その短い話のバリエーションが7つと多いのと、さらにその下位にバリエーションがある事で総プレイ時間としては結構なボリュームになるというつくりは、自分みたいな社会人に向いているやり方だと思います。プレイスタイルを考慮してそうなったかどうかはわかりませんが。
 そうなると、今回オマケで付いてきたPC版の格ゲーも実現してくれるのだろうかと期待をしてしまいますが、でもPC版だと個人的に色々と面倒なので、出すのであればPS2・3、もしくは箱○でお願いしたいです。多分アイマス以上にDLコンテンツにお金をつぎ込みますんで何卒。

 ということで、L4U発売までくらいはニヤニヤする予定。